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Comparator Circuits:コンパレータの設計例2

                     
前回、簡単なコンパレータ回路の設計の基礎について話をしましたが、 今回もコンパレータ回路について考えたいと思います。










Contents:今回設計するコンパレータ回路の要求仕様





Fig.1 基本コンパレータの記号


コンパレータの基本回路はFig.1のようなブロック図で表せます。ただし、コンパレータと言っても、実際に比較する信号は どういう信号を入力し、どういう信号を出力する必要があるかは その時々の仕様により異なります。従って、すべての場合で、 同じコンパレータ回路が使えるとは限りません。

では今回の要求仕様を作ってみます。
以下の仕様を満たす回路構成を考えてください。

<要求仕様>

コンパレータ回路の電源電圧1.8V
入力信号を基準電圧0.1Vで比較したい
(ただし、入力信号は0〜0.2vのパルス信号とする。)
コンパレータ回路の出力部は1.8V電源
ただし、出力電圧はHを1.3V以上、Lを0.5V以下で出力したい。


簡単のために、コンパレータの速度、オフセットは問わない また、抵抗や電流値など、定数はお任せします。動く定数であれば何でもいいです。これが満たせる形式の回路を設計してください。


これを波形で書くと以下のようになります。



Fig.2 例1の要求仕様


例えば、この場合、あなたはどういう回路構成を考えますか? 思いついた方は次のページに進んでください。思いつかない場合でも最低3分は考えてください。
考えないと力になりませんから・・・ 。

あ、そうだ、考えやすくするために 今回は条件を付けましょう。

NPNトランジスタ2個以内、 PNPトランジスタ2個以内(ただし定電流回路はいくつ使ってもよし) 。抵抗3本以内、出力はエミッタ接地で出力せよ!!

という条件を付けましょう!! では考えてみてください!!



考え終わった人は、⇒次のページ









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