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Contents：解説1、 各接地回路の特徴について

各章の考察より、それぞれの特徴をまとめてみます。


＜各トランジスタ回路の接地別特徴＞

構成	入力インピーダンス	出力インピーダンス	ゲイン	応用回路
エミッタ接地回路	高い	高い	高い	増幅段、スイッチ
エミッタフォロア回路 (コレクタ接地回路)	高い	低い	約1倍以下	バッファ回路、 レベルシフタ
ベース接地回路	低い	高い	高い	カスコード回路

例えば、エミッタ接地回路は、増幅段、エミッタフォロア回路は、出力段、 ベース接地は、カスコード回路として、高ゲイン、高周波回路などに使えます。

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Contents：解説2、各接地回路の用途について

各接地回路の用途について、 各章の考察より、それぞれの用途をまとめてみます。

＜目的別各接地回路の用途例＞

目的	初段	次段	出力段
基本増幅回路	エミッタ接地	-	-
スイッチ回路	エミッタ接地	-	-
バッファ回路	コレクタ接地	-	-
レベルシフタ	コレクタ接地	-	-
中利得増幅器	エミッタ接地	-	コレクタ接地
高利得増幅器	エミッタ接地	ベース接地	コレクタ接地

以上のように、各エミッタ接地、コレクタ接地
（エミッタフォア）、ベース接地は、
それぞれ特徴があるので、各特長を組み合わせて、
目的の回路を作ることができます。

Contents：今回のポイント

以上、今回は、特徴をまとめてみましたが、それぞれの特徴を活かし、そのときに要求される仕様に合わせた、最適な回路を設計していってください。

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