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PCB layout:プリント基板レイアウトの基本について6

実際に、プリント基板設計に関しては、要求される内容や、精度、条件などにより、 それぞれ設計していかなければいけません。大電流を扱うアプリケーションと高周波を扱うアプリケーションでは、 それぞれ要求されることも違ってきます。そのため、求められる要求にしたがって、基板を設計する必要があります。

ここでは、プリント基板のレイアウト設計手順例を考えてみます。










Contents:解説1、プリント基板のレイアウト設計

<プリント基板レイアウトの設計手順例>
実際の設計手順は、要求される特性や、対象となるアプリケーションにより、
さまざまですが、基本的な設計手順例を考えてみます。
以下のような流れは、どうでしょうか?

1、アプリケーション回路図の作成
2、基板、部品サイズの検討
3、部品の配置検討
4、電源対GNDコンデンサの配置
5、配線
6、注意事項確認






Contents:解説2、プリント基板のレイアウト

配線のインピーダンスやインダクタンスが低いほど、
これらの影響は小さくなるからです。
そのため、配線は太く短くが基本になります。








Contents:解説3、 プリント基板のレイアウト設計について

ただし、流す電流が少ない場合や、影響が小さい場合は、その必要はないため、その配線の特性に応じて考える必要があります。

例えば、ある端子対GNDにコンデンサを接続する場合を考えると、もし、この接続する配線が長いとき、 そのコンデンサの必要な容量値だけでなく、その端子とコンデンサの間の配線インピーダンスや 配線インダクタンスが入ることになります。そのため、C+R+Lが直列に入る形になり、 純粋なCが実現できない可能性があります。
そのため、この場合でも配線は太く短くし、 想定した回路動作ができるようにしたいところです。




Contents:今回のポイント

以上、プリント基板設計の簡単な手順をまとめてみました。いろいろな手法が考えられますが、いくつかのパターンを考えておけば、いろいろ役に立つと考えます。

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作者が過去、基板レイアウトを勉強する場合に役にたった書籍をいくつか紹介します。まだ読まれていない方は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?











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